不登校、いじめ、校内暴力は、今や学校現場における大きな問題です。一つひとつに取り組むことも大切ですが、これらの難題はそれぞれ別のものではなく、根はひとつと考えられないでしょうか。もしかしたら、それは発達障害の子どもたちが、学校という社会的環境に適応できずに苦しんでいる姿かもしれません。現在、先生方は、通常の授業の中で特別支援教育を行っています。発達障害の特性が強い子どもたちも、そうではない子どもたちも含めて対応していかなければならないのです。その先生方にもっていただきたいと思うのが2つの視点です。2つの視点とは発達障害の特性を把握する視点と子どもたちの行動を分析する視点です。この2つの視点を併せもって子どもを見たときに、本当に必要な支援は何かが見えてくるでしょう。