3月、もっとも難易度が高かった案件(2025年03月26日)

3月、もっとも難易度が高かった案件(2025年03月26日)

妊娠中の義妹に
マタニティアートを描いてと頼まれた。
おなかに赤ちゃんの絵を描き、
“○○weeks”と記入の上、
写真を撮るというもので、
2年前、甥が産まれるときにも描いた。
いろとりどりのポスカ(水性サインペン)で
まるいおなかにまるい赤ちゃんの絵を描くと
なかにいる小さな人がキュルキュルと動き、
とても不思議な感触を味わったのだった。

「いいよ」と返事をし、
日曜日の午後、絵を描きに実家に帰った。

しかし、待っていたのは
幼稚園児の姪と、
あの時キュルキュル動いていた甥だった。

義妹に加え、
すでに世界に出てきた小さな人2人もおなかに絵を描いてほしいという。

しかもテーマが厳密に決められている。
姪は、人気のプリンセスを全身フルに入れて、指先から雪の結晶を飛ばせという。
甥は、喋る車のシリーズの聞いたことのないキャラをご所望。
茶色だった車が青色に変化した理由を説明されたが、サッパリわからなかった。

さらに画材の難易度も上がっていた。
ポスカは肌にチクチクする。
子供用の絵の具と絵筆を使ってほしい、と。

小さなふたりの期待値はMAX。
似てないわけにはいかないし、
メインはマタニティアートだから、
失敗できない。
3月の微妙な陽気に
妊婦と幼児のおなかを長時間丸出しにし続けるわけにもいかない。

ということで
3人分を30分以内に終えないとならなくなった。

義妹のまるいおなかを先に仕上げ、
クネクネゆらゆらとひと時も止まることのない
小さなおなかに取り掛かる。
期待と不安の入り混じる顔で、
全員が各おなかを注視する。
ぜったいに失敗できないじゃないか!

ということで、できたおなかはこれです。

昨日、彼は無事にこの世に現れた。
大きくなったら描いた日のことを聞いてみよう。

シロ