第38回 「時がたつと、いやなこともよい思い出。」 (2018年03月22日)

第38回 「時がたつと、いやなこともよい思い出。」 (2018年03月22日)



暑さ寒さも彼岸まで、というが、
春分の日に雪が降るとは。
雨も雪も嫌いではない。
夜、冷たく細かい雨のなかを犬と一緒に散歩する。
だれにも会わない。
濡れ鼠になるわたしと犬。

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『80’s ある80年代の物語』橘 玲 太田出版
を読む。
著者とは10歳年齢がちがうが、
あぁ、そういえば、と、いろいろなことを思い出す。
時がたつと、いやなこともよい思い出。
一瞬のことだった。

『ボローニャの吐息』内田洋子 小学館。
この著者の文章が好きで、何冊か読んでいる。
心が落ち着く。

***

喫茶店で、時々昼食をとる。
ただ、昔、それこそ80年代のころの、
タバコOK、週刊誌、新聞完備という店は少なくなった。
そういう店で落ち着くのは、今や、少数派なんだろう。
よくわからないのだが、古いビルの内部を
古さを残しながらリメイクした店が増えた。
これが新しい、といわれても―――。


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